渡辺澄夫「代数幾何と学習理論」森北出版
- p24, line 4. タイミングの悪さ、っていうのかな。
$x=(x_1,\ldots,x_d)$ の直前に多重指数 $\alpha=(\alpha_1,\alpha_2,\ldots,\alpha_d)$ が説明されていて、そこでは各 $\alpha_i$ が非負の整数なので、文脈を汲まないとここの $x_i$ も非負の整数のような気がしてしまうが、実際には、$x_i$ たちは実数。
- p24, line -5. 右辺は積ではなくて $(|x_1|,|x_2|,\ldots,|x_d|)$.
- p25, 定義3の5行目の大きな式の左辺の分母側の $x$ に下付き添字が抜けている。
$\partial x_1^{n_1} \partial x_2^{n_2} \cdots \partial x_d^{n_d}$ が正しい。
- p32, 例6の冒頭。「はじめにの項で述べた」と書かれているが、述べられていない。
2.1 節の初めの事例 $x^4-x^2 y + y^3$ と
ここでの例 $x^3-x^2 y + y^4$ とは様子が異なる。
後者は $(t^3-t^4, t^2-t^3)$ でパラメータ表示できるので $-0.3\leq t \leq 1.1$ の範囲で描画すると
原点での特異点の様子がわかる。
前者は $t(t-t^3, t^2-t^4)$ でパラメータ表示できるので $-1.1\leq t \leq 1.1$ の範囲で描画すると
原点での特異点の様子がわかる。