表現論リファクタリング 落合啓之
- 数学の新しい実施形態を試してみるために、次のような催しを開くことを提案する。(イメージとしては、情報科学科で行われている プログラミング演習)
- 目的:一つの論文を題材として選び、それをbrush-up する。扱う論文としては、完成し提出した修士論文を想定している。すなわち、数学的な定理や定義や証明などはすべて書かれていて間違いはない、というものを想定。
- お願い:どなたかに「ネタ」となる論文を提供してもらう必要があります。提供を申し出てくれるとうれしいです。日本語で書かれているものでOKです。
- 方法:この論文の、中身(主定理など)を実質的に何も変更することなく、記号の選択、証明の構成、補題などの配置や順序や引用、番号付けや章立ての吟味を行うことによって、より、読みやすくアピールしやすい論文に作り変える。
- 効果:証明の重複がのぞかれたり、条件の利用がはっきりすることで、証明の場合分けが短くなったり、仮定が少なくなって定理が強くなったり、拡張への糸口がつかめたりする効果も副次的には期待できるかもしれない。(プログラミングのリファクタリングではそういった効果があるようです。)
- 英語表現や日本語表現そのものは、今回の主テーマとはしないもの、書き換えの過程ではあわせて議論してよい。
- やり方:議論を主体とし、少人数の団体での講座を行う。
- 論文提供者以外の参加者は、積極的に意見や提案を述べることが期待される。黙って聞くだけの参加は期待されていない。
- 発言は、間違っていたり、バランスを欠いていたり、細かすぎたりしてもかまわない。問題があれば適宜、コーディネーター(落合)が判断、補足するので気にしないように。また、該当の内容に関して、予備知識が不足していてもかまわない。むしろ、内容がよくわからない方が、自分で補って読めないため、説明不足やギャップに気づきやすいという利点がある。
- 日程:集中的に行う。具体的には1日3時間(途中休憩を入れる)で。もし終わらなければ、日を改めて続きを行う。
- 日程:3月の第2週ぐらいを想定。(未定)
- 参加の方法:参加者は2名から8名。10名を超えると私の研究室に入りきれないため、また議論に参加しないメンバーが出てくるため。
- 申し込みは早い順。私まで何らかの方法で参加希望を伝えてください。
- メールで申し込みがあった場合は、受け付けたことを返信します。
- 場所:私の研究室。
- 準備:プロジェクタ、プリンタ、スキャナ、ホワイトボードならびにA4の白い紙は主催者で用意する。参考図書はある程度部屋にあるので自由に利用してほしいが、持ってきてもOK、でも多分いらない。
- 受講者は筆記用具を必ず持参すること。また、前日に十分に休養を取ってくること。
- パソコンは必須ではないが、英語表現などをweb 検索するときなどに利用できるので、持参を歓迎。
- 飲食物の持ち込み並びに利用を可とする。
- 今回の話題は、未定。どの論文を扱うかに依存するので。
- 予備知識も未定。でもたぶんほとんどいらない。
Last-modified: 2015-02-06 (金) 14:02:59