Norio iWASE / 岩瀬 則夫 Web Home へ†
- 《いとにき(伊都日記)》
- こんな夢を見た…
- (gloss-japanese) (業績番号と連携研究者) (控除書類(H28年版))
(行列式について) (成績表)
- XeLaTeX + zhspacing で宮沢賢治の最後の手紙というのを Typeset してみる… (ソース)、(pdfファイル)、(90度右回転したpdfファイル)
- トポロジー分科会のメールリスト (Topology-Bunkakai) を発展的にリニューアルし、東京都市大の井上氏とメールリスト Topology-ML の運用を始めた。一方で以前評議員をさせて頂いていた時代に運用を始めた研究連絡会議のメールリストに加えて拡大連絡会議のメールリストの運用を始め、これらのMLにも東京都市大の井上氏に手伝って頂くこととした。
- LSの猫についてのガネア予想の記述が wikipedia にあった。
- 講義ノートの xelatex 化に着手した。演習問題の解答を穴埋め式にして、なるべく図を挿入しようと思うのだが、なかなか大変な作業だ。 一方で xeCJK のバージョンが上がっていて、イタリックとかボールドとか勝手に生成してくれることに気がついた。 結構使えそうな気がする。
- ついにというか、30年来の問題であった空間のA∞構造の単位元の問題にケリがつけられた。 また SO(10) のLSの猫もなんとか確定できたと思う。どうにかして一般の n で cat(SO(n))=cup(SO(n)) が証明できないだろうか?
- 職員証兼カード鍵兼生協カード兼バスカードとして配布された分厚いカードは、ISO/IEC21481(NFC IP-2) に規定されている NFC-Forum Type B で作られている。住基カードや免許証と同じで頑丈なセキュリティーが売りの規格だが、民生用の規格である ISO/IEC18092(NFC IP-1) (NFC-Forum Type A と Type F が規定されている)には入っていないし、とにかく使い勝手が悪い。反応は鈍いし、密着させないと認識しないし、読み取りエラーは絶えない。先日はエラーでカード鍵が使えず、情報なんとかセンターとかいう所に相談に上がると長時間待たされた挙げ句に、職員から横柄な態度で「あなたにはその権限が無いようです」と宣告された。意味が判らないのでそれは何かの間違いですからと調査をお願いしてもこれまた横柄な態度で「すぐにはできない」とのたまう。数日を経過した後に、事務的に「設定を間違えていた」という知らせだけが届いて、使える様になるまでにはそれからまた数日を要した。だいたい、住基カードや免許証ならセキュリティーが第1で使い勝手は二の次で良かったかもしれないが、多目的職員証に使うべき規格だろうか。理論上使えるということと実際に役に立つこととは全く異なる。そんなことは全く意に介さない、ふんぞり返ったお役所の様な所が、仲間内の趣味で作ったとしか思えないおもちゃの様なしろものを「使え」と頭ごなしに言ってきて、こちらには選択の自由もない…
- 最近、Jacobian matrix と Jacobian determinant の表示をどうすべきか悩んでいる。これまで、前者は $J$ で表示するか $d$ を用いて表して、後者は $\partial$ を用いて表してきたのだが、数学辞典が前者に $\partial$ を用いて表すことが判明して困惑している。調べれば、工学系など圧倒的に昔ながらの書き方が優勢なのだが。
- 2015年のことだが、障害者(原文ママ)についてのアンケート形式を踏襲しつつアスペルガー症候群についての啓発を行うのが主たる目的であるとしか読み取れない文書が某Q大のハラスメント委員会から回ってきた。空気を読めない学生が空気を読めるように導く為の作法の解説を記述する一方、主語が前後で一致しない「わかるでしょ?空気読んで察してね」とでも言いたげな、書いた人のレベルを疑いたくなる様な問いが並ぶ。私の知る限り、アスペルガー症候群と思われる一群の人々は空気など読まず、知的レベルが高く、真っすぐな性格である。従って、空気を読むことを強要する様な文章しか書けない某Q大のハラスメント委員会の方達にとっては、彼らとコミュニケーションを取ることにはかなりの困難が伴うであろうことは想像に難くない。実際、空気を読めるように導く為の作法などといったものに意味があるとは思われないし、もっとはっきり言えば、空気ばかり読むような人間に真に新しいことなどできるわけがない。某Q大のハラスメント委員会の方達は、自分たちの考える「彼らの欠点」を補おうと汲々とするよりも、逆にもっと彼らを尊重し、より才能を伸ばすことを考えた方が良いのではないだろうか。
- 「局所コンパクト」と「局所コンパクト Hausdorff」はかなり様子が異なる。後者では任意の点の任意の近傍の中にその点のコンパクト近傍が取れるのに対して、前者では一般にはできない。ということは、明らかに「位相幾何学I」(小松中岡菅原)の補題5.1の証明は間違っていて、あるべき定理の文言から「Hausdorff」の条件が抜け落ちている。教科書によっては局所コンパクトという名前でコンパクト集合による近傍系が取れるものという定義を採用することもあるが、この「位相幾何学I」では通常の定義を採用していることが系1.6の仮定と証明からも読み取れる。
- 次世代 tex の本命だと言われている luatex を使うことにまたしても挑戦することにした。今度は MacTeX 2017 を入れたら、MacTeX 2016 とは違ってなんとか動いた。Windows font の読み込みもできるし、addfontfeatures も無視されない。肝心の luatex も、コンパイルスピードがましになっていて、これなら使えないこともない。luatex は元々の tex との互換性を犠牲にしても、斬新なスタイルを貫こうとしているらしいのだが、実は日本語化はそれと真逆のアプローチで、ptex との互換性を可能な範囲で取ろうとしている。翻って xetex はどうか。元々の tex との互換性はそこそこ担保している様子なのに、日本語化はむしろ世界標準に寄っている感じで、ptex との互換性は低いが欧文処理を含めた一貫性がある。どちらにしても jarticle は無いが、luatex なら \usepackage{luatexja} を、xetex なら \usepackage{zxjatype} を preamble に記述すればすぐ使える。さらに xetex なら \usepackage[slantfont,boldfont]{xeCJK} を preamble に加えると和文もイタリックやボールドが使える様になるし、\setjamainfont{xxx}\setjasansfont{yyy}\setjamonofont{zzz} を記述すれば、英文の roman, sans serif, mono に対応して字体を変えられる。それでは、日本語に関して ptex との互換性を取るか、世界標準との親和性を取るか。あるいは、基本機能に関して将来性を取るか、tex との互換性を取るか。
- 某元帝大の入試ミスの会見で、まず起こりえない事象にこそ真実があるとする深遠な思想が垣間見えた。高校の教科書や某元帝大の入試の当の問題の当該の設問3の前の設問1で解説されているよく見られる振動現象である Fundamental Mode を捨て去り、Clang Mode と言う名の振動現象も無視した先の、見たこともない振動現象である Asymmetric Modes にこそ真実はあると言う思想だ。しかも公表された釈明というのがまたすごい。閲覧に料金を請求される基本的に研究者にしか公開されていない学術論文を基礎にした釈明である。そんな学術論文は、もとより高校に対して解説されるべき一般に知られたものではないのは明らかだから、某元帝大の釈明が高校生に対するものでないこともまた明らかである。さらに某元帝大の釈明ではその学術論文の著作者のHPに動画もあるというのだが、見れば通常の Fundamental Mode の動画しかなく、それ以外のは質の悪いアニメーションでしかない。単純に振動の方向を間違ったとかいうポカをやらかしたのではなく、真面目にそんな学術論文を基に大学入試問題を作題したのであると強く弁論を展開する姿を想像すると、これは全く理解できないくらいすごい人たちだなと感心するばかりで、なにやらため息まで出てくる。
- 地理Bの試験でムーミンが出題されたらしい。原作者のトーベ・ヤンソンはフィンランド人ではあるけれど、フィンランドの公用語でもあるスウェーデン語(フィン語はもう一つの公用語で、スウェーデン語とノルウェー語は方言かと思うくらい非常に近い)がネイティブで、著作はすべてスウェーデン語で書かれてあったはずである。これは数年前に北九州まで生誕百周年の展覧会に行ってきたから間違いはない。それに物語の舞台となるムーミン谷は架空の場所でフィンランドでもスウェーデンでもノルウェーでもないし、アニメは日本人向けにアレンジした設定で、原作に輪をかけて無国籍になっている。原作者本人がムーミン谷について「祖父の住むスウェーデンの谷とフィンランドの島々をミックス」して創作したというのだから、他人がフィンランドが舞台だなどと言うことはできない気がする。出題者には「おさびし山」がフィンランドにあると思っているのか、尋ねてみたい気もする。
- 某元帝大が入試ミスで追加合格を発表した件で、問題となった設問を見てみればこれが明らかなミスなので本当に驚いた。改めて報道を見直すと、某元帝大は採点ミスを認めて新しい正答を追加するということで、採点で正答とした元々の解答も誤答ではないとしている。ところがである。某元帝大の入試問題の当の問題Aの中の当該の設問である第3設問の前にある同じ問題Aの第1設問の中に、音叉の振動についてタイプA(某元帝大が報道に公表した用語)に基づく説明があるのが確認できるのである。そして今回の某元帝大の会見では、音叉の振動として問題文中で説明されるタイプAから導かれる解答が当然のことながら正答に加えられたようである。しかしその会見では、さらに驚くべきことに、音叉の振動として問題文と矛盾するタイプB(某元帝大が報道に公表した用語)の振動に基づく場合という自己矛盾する仮定の下で、自らの採点で正答とした解答も間違いではないとの主張を展開するのである。それから、これは全くの一般論としての付け足しで個別の事象とは関係のない話だが「正答として公表した解答を誤りと認めてしまうと、出題者と入学した学生に対する処遇を考えれば学内的に持たない」のも事実なのかなと想像できるのは確かだ。
- 地理Bの試験でアニメの舞台というのは原作者の出身国を聞いているのかと思って「ビッケ」も調べたら、作者がなんとスウェーデン人でノルウェーとは関係がほぼない。作中で登場人物たちが自らスウェーデン人だと言うのは、作者がスウェーデン人で北海帝国がスウェーデンの起源だからだろう。「ほぼ」というのは舞台設定がバイキング全盛の北海帝国時代らしいから、ノルウェーからデンマークまで同じ国だった時代になるからだ。
- 地理Bの試験について、某元帝大のスウェーデン研究者からも疑義が出たという。これで、専門家でさえ正しいと断定することに議論の残る内容を言下に断定する記述(こういうのは某 wikipedia では「独自研究」と呼ばれる)に基づく問題を高校生に出題したことが明らかになった。もう十分では無いだろうか。
- 受験生の立場に立てば、言うべきことは一つしかないように思われる。「お上の事には間違いはございますまいから」
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- 平成30年度 (後期・予定)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1限 | | 三年セミナー | | M1セミナー | |
2限 | | 三年セミナー | 講義(理学) | M1セミナー | |
3限 | | M1セミナー | 講義(理学) | | ATセミナー |
4限 | | M1セミナー | お茶会 | 講義(全学) | |
5限 | 福大セミナー | OH | 談話会 | OH | 金曜セミナー |
- 学外ML管理(トポロジー評議員ML,トポロジー連絡会議ML,トポロジー拡大連絡会議ML,トポロジーML)
- 平成30年度 (前期・予定)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1限 | | 四年セミナー | | | |
2限 | | 四年セミナー | 講義(全学) | 講義(全学) | |
3限 | | M2セミナー | | M1セミナー | ATセミナー |
4限 | | M2セミナー | お茶会 | M1セミナー | |
5限 | 福大セミナー | OH | 談話会 | OH | 金曜セミナー |
- 学外ML管理(トポロジー評議員ML,トポロジー連絡会議ML,トポロジー拡大連絡会議ML,トポロジーML)
- 平成29年度 (後期)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1限 | 講義(全学) | 三年セミナー | | 四年セミナー | |
2限 | 講義(全学) | 三年セミナー | | 四年セミナー | |
3限 | | M1セミナー | | 四年セミナー | ATセミナー |
4限 | | M1セミナー | お茶会 | 四年セミナー | |
5限 | 福大セミナー | OH | 談話会 | OH | 金曜セミナー |
- 学内委員(公開講座委員,情報推進専門委員、数理同窓会編集幹事)
- 学外委員(トポロジー拡大連絡会議構成員,トポロジーML補助司会者)
- 学外ML管理(トポロジー評議員ML,トポロジー連絡会議ML,トポロジー拡大連絡会議ML,トポロジーML)
- これまでに主催者の一員となった研究会でHPとか憶えているもの