講義の進捗状況(2012 代数)
- 教科書 に沿って行う。
- 第2章(群の定義)から始める。
- 2.1 節:群の定義。
例2.1.6、ならびに乗法表はしなかった。例題2.1.7 そのものはしなかったがその直後の説明はした。簡約法則(命題2.1.8)はしていない。例題 2.1.9 もしていない。単位元や逆元の一意性(命題2.1.10)はしてない。
置換群 S_n の定義はした。一般線形群の定義はした。(実係数)
- 2.2節:環と体の定義
環、単元、$A^\times$ の定義はした。体の定義はした。命題2.2.3 はしていない。例 2.2.4
$\mathbb{Z}^\times =\{1,-1\}$, $M_n(\mathbb{R})^\times = GL_n(\mathbb{R})$ はした。
定義 2.2.5 もした。
$\mathbb{Z}/n\mathbb{Z}$ はやってない。 modulo もまったく言及していない。これらは演習で。
- 2.3節:部分群と生成元
命題 2.3.2 は証明を少しかえた。部分群の共通部分は部分群(命題 2.3.3)の証明はした。
例 2.3.4, 2.3.5 は簡単にした。2.3.6-7-8-9-10-12はしていない。($SL_n$ や $O(n)$, $U(n)$ などの定義および部分群であることはいっさい触れてない。モジュラー群もしてない。)
四元数群(例 2.3.11) はした。
- 群の生成に関しては、S が複数の元からなっているときにもS を生成元と教科書では呼ぶようであるが、日本語では気持ちが悪いので生成系と講義では呼んだ。学生は教科書を見て、生成元と呼ぶかもしれない。(それはそれでいいけど。)命題2.3.13(word の全体が部分群になること、および、最小性)の証明はしてない。後で、命題2.5.12 のあたりで再論した。
- 巡回群の定義(2.3.16)はした。例は演習で。
一つの元で生成される部分群が $\{ x^n \mid n \in \mathbb{Z} \}$ という形になってい
ることは述べた。(p34)
これが無限集合とは限らない可能性は言及した。命題 2.3.19, 例 2.3.20(G=S_3 の場合の生成された部分群の例) はしてない。
直積はした。
- 2.4節:元の位数
元の位数は定義して、$S_3$ の位数2,3 の元の例(例2.4.4)は挙げた。
例 2.4.2-3はしてない。
4節の後半の整数、互除法などはしてない。演習で出てきた。
- 2.5 節:準同形と同型
2.5.1, 2.5.3 はした。
2.5.2, 2.5.12 と 2.5.4-5-6-7-8-9 はしてない。
例 2.5.10 はした。
命題 2.5.12 は丁寧にした。証明は変更。$H=\{ x \in G_1 \mid \phi_1(x) = \phi_2(x) \}$ と定義して、$H$ が部分群であることと $S \subset H$ とを示して、命題 2.3.13(2) を使う方法。
命題 2.5.13 はした。
2.5.14