伊都キャンパスに来るのが初めての方への案内です。(まず概要を見る。)
ホテルを探す
- 地下鉄空港線沿線、特に「天神」周辺あるいは「博多駅」周辺がお勧めです。選択肢がたくさんある、価格がリーズナブル、 しかも、九大学研都市駅へ乗り換えなく行けますので、結局は便利です。
- 大学徒歩圏に宿をとることは現実的ではありません。また、九大学研都市駅にはホテルはありません。
- と、書いていましたが、ただし、2019.3 に開業した糸島高校駅の北口にAZホテルがあります.
伊都キャンパスへの行き方(概要)
- JR九大学研都市駅を下車し、バスに乗り換えて20分弱で、九大伊都キャンパス内のバス停「理学部」に着きます。そこから、徒歩で2分程度です。
- 所要時間は、「空港、博多、中州、天神」のいずれかの駅から数理まで約1時間です。1時間半を見ておけば、まず十分です。
- 以下、様々な詳細情報を出発地点に近い順に書いていきます。
福岡市営地下鉄
- (中上級者向け)博多駅または天神から九大伊都キャンパスへ直通する「西鉄バス」があります。初心者向けではないと思われますのでここでは詳しく書きません。初心者向けでないと判断した理由は、乗り場を見つける、正しいバスに乗る、混み具合や遅れを見積もる、の3点です。ただし混んでいても、つり革につかまったまま都市高速に乗り、那の津大橋から博多湾の絶景を楽しむ、という特典(?)があります。価格は670円(2014.4からの価格)。なお、西鉄バスの市内1日乗車券は900円です。
- 本論に入ります。福岡空港駅、博多駅、天神駅など地下鉄空港線沿線からスタートしていると仮定します。
姪浜方面の電車に乗り、そのままJRに乗り入れて九大学研都市駅で下車してください。
- すべての列車が九大学研都市駅に止まります。平日も休日も。
- 初心者の方は、筑前前原、西唐津、深江、唐津行きのどれかに乗ってください。姪浜行きや西新行きには乗らないでください。
- (中級向け)位置関係は東から、空港、博多、中洲川端、天神、西新、姪浜、九大学研都市、筑前前原、筑前深江、唐津、西唐津です。地下鉄やJR では追い越しはないので、 早く来た電車に乗って終点で乗り換えても不利益はありません。ただし、姪浜止まりの列車は姪浜駅で上りホームへ 入線することがあるので、その際は階段を使って下りホームへ移動する必要が生じます。一方、下りホームへ入線すれば、そのまま車内で待てます。 それぞれの確率はおそらく半々です。
一方で、早い列車に乗っても結局は終点で後から来る列車を待つだけです。 箱崎線からの列車は決してJRに乗り入れない(=姪浜よりも西へは行かない)ですし、 途中駅を始発とする下り列車も1本もないからです。 したがって、乗りたい列車が来るまで乗車駅でずっと待っていても九大学研都市駅への到着列車は同じです。
- (上級者向け) 唐津方面で風が強く、筑肥線全体のダイヤの乱れが筑前前原よりも東に波及しているという例外的な場合は、姪浜発下り列車が運行されることがごく稀にあります。
- 九大学研都市駅で、ほとんどの下り列車に接続するバスが運行しています。ほとんど=「平日は午前7時から午後11時まで」「休日は午前7時から午後2時半まで」のすべての列車を含みます。電車の時刻表だけを調べれば、バスの時刻は気にする必要がありません。(おそらく大幅な変更はないと思いますが 2019.4 のJRダイヤ改正, 2019.10のバスのダイヤ改正を要確認)
九大学研都市駅
- 改札を出て、駅前北口に出てバス停に向かいます。
- 出口に関する補足:鉄道の進行方向が西ですので、進行方向右手が北です。北口にはバス停があり、南口にはバス停がないので、出口に紛れはありません。
- 出口に関する補足:ICカード利用者は北改札も利用できます。紙の切符の人は主改札へ。
バスで駅からキャンパスへ:概要(2019年4月1日更新。)
- (初心者向け)学研都市駅のバス停「3番のりば」でバスに乗り、「理学部」で下車してください。
- IC カードの利用:上で紹介したすべての交通機関(つまり、福岡市営地下鉄、JR九州、昭和バス、西鉄バス)のすべてで「スイカなどの交通系カードが利用可能」です。
バスで駅からキャンパスへ:補足
- バスの番号と学研都市駅での乗り場の番号(1,2,3,4)が完全に一致するようになり、分かりやすくなりました。(2019.4から。)
- (中級向け)所要時間は学園通り経由(3A系統)は10分強。周船寺経由の1B系統と横浜西経由(2系統)が15分ぐらい、周船寺経由の1A系統は20分といったところでしょう。
- (中上級向け)3番乗り場からのバスが10分以上こない場合、あるいは、3番のりばにバス2台分以上の待ち行列ができて乗れそうにないときは、次善の策として2番のりばのバス(横浜西経由)、1番のりばのバス(周船寺経由)に乗ることも考えられます。遠回りなので時間はかかりますし、裏山に差し掛かると不安にもなりますが、でもいずれにせよ「理学部」に必ず着きます。ご利用ください。
- なお、4番乗り場からのバスは「理学部」には行きません。図書館で降りて歩いてください。
切符、料金
- 駅から大学までの昭和バスの運賃は300円です。学内のどのバス停で降りても料金は同じです。
- (中級者向け)「伊都キャンパス回数券」10枚綴り、5480円(消費税10パーセントの価格)、1枚ずつバラバラに使用可。3ヶ月有効なので、通常の訪問者は一人で期間内に使うことは現実的ではないでしょうから、これを持っている九大関係者から必要枚数を入手するのが現実的です。「地下鉄+JR+昭和バス」の乗り継ぎ片道券です。したがってこれを一枚550円で入手すれば割引額は大きいです。発売場所は、JR 学研都市駅のみどりの窓口や地下鉄の定期券売り場、学研都市駅のバスの案内所、九大生協購買で買うことができます。切符の自動販売機では発売していません。鉄道の自動改札に投入できます(行き帰りとも)。伊都キャンパスから街中へ向かうときは、バスを降りるときに運転手に切符を渡すと、運転手が切符にスタンプを押します(複数回不正使用を防止するため)。間違えて、バスの運賃箱に投入すると大損ですが、数学の話が弾んでいるとしばしば起こる災難です。逆方向、つまり街から伊都キャンパスへ向かうときは、バスを降りるときに料金箱に切符を入れます。
- 料金の支払い方に関して:乗る際に整理券を取ることができますが、駅から九大まではこのバスの最大料金(300円)を乗車するので整理券を取らない人が多いです。料金はバスを降りるときに払います。なお、バスは中乗り前降りです。
- ICカードを利用する方は、「乗るときも」降りるときもタッチしてください。(均一料金ではないため、料金計算に乗車バス停の情報が必要。)乗るときにタッチしていない場合は、降りるときにタッチ前に乗務員に申し出て簡単な処理をしてもらいます。
- 学期初めや大きな学術会合などで利用者が多い時は、観光バスによる臨時バスが出るときがありました(過去形, 2018年秋からはこの措置をほぼ見なくなった)。臨時バスは、料金箱を備え付けていないため、IC カードなどは利用できず、現金または回数券のみ利用できます。
バスを降りてから数理まで(2015年10月から簡単になりました。)
- 「理学部」バス停でバスを降りてください。
- バスを降りるときはボタンで乗務員にお知らせください。(以下、余談、実話。)降客が多いと想定される停留所で、誰か押すだろう、押さなくてもさすがに停まるだろうと思って、ボタンが押されなかったらバスが通過してみんなびっくり、ってことがありました。油断して総合グラウンドまで連れて行かれると悲惨です。
- 駅から来た時のバス停の順序は「ビッグオレンジ」「理学部」「工学部」「農学部」「総合グラウンド」「営業所」です。
- 地図の25番の建物が「ウエスト1号館」です。
- 数理やIMIはウエスト1号館(のC棟とD棟の5,6,7階)にあります。
- ウエスト1号館は、数理の専用の建物ではなく、理学部の全学科がこの建物に入っていて、物理、生物、化学などとの混在です。いわば、理学部棟に当たるものです。
- バス停「理学部前」の左手正面に見える10階建ての建物がウエスト1号館です。
- バス停から建物までは徒歩で1-2分です。迷う可能性はないと思いますが、行き方をいちおう書いておくと、バスを降りたらそのまま30mほど直進します(軽い上り坂、西に向かう)。最初の角(HY10の建物の前)を左折します(南に向かう)。歩道を直進し、ロータリーの正面左手がウエスト1号館です。 ロータリーの階段を上がってしまうと行き過ぎです、旧数理棟や図書館へ行ってしまいます。
- (余談)なお、最初に左折する角(HY10 の前)に「伊都図書館・数理学研究教育棟」という矢印のある古い案内表示があります。まあ、そっち方向へ向かうとウエスト1号館があるので広い意味で間違いではありませんが、数理学研究教育棟という建物はもう名実ともにありません。
- (余談)学内に立てられている案内板などでは「理学部」(あるいは「理学研究院」「理学府」)という表示が使われていないようです。
- 屋根付きの駐車スペースの裏の屋根のある通路を歩くと自然とウエスト1号館の入口があります(バス停からはこの入口が直接は見えづらい)。入ったところはD棟で、すぐにエレベータと案内図と階段があります。あとは、ご自由に。
- なお、ウエスト1号館は、東から(=低い方から=駅に近い方から)A棟、B棟、C棟、D棟、E棟です。しかし、全部つながっているので、「まず目的の階へ行って、そのあとに平面方向で移動する」のが簡明です。
- ウエスト1号館E棟はウエスト2号館(工学部)と直接つながっています。ウエスト1号館のn 階は、ウエスト2号館の (n-2)階です。($n \ge 6$)
ウエスト1号館に関するマイナーな補足
- 容易に想像がつきますが、3桁の部屋番号の数字の一番上の桁(100の位)は階を表わします。
- 部屋番号の前に書いてあるA-E のアルファベットは必要です。例えば、ウエスト1号館内に C501, D501 の両方の部屋があります。
- しかし、同じ番号で違うアルファベットの部屋が同じ用途を持つ可能性は低いので、アルファベットを忘れていても(たいていは)まぎれはありません。(学位審査の時に別の部屋でお待ちになっていた先生がいらっしゃいましたが。)
- エレベータや階段の近く(つまり、あちこち)にその階の部屋の名称と配置地図があります。これは有効です。迷う前にこれで場所と部屋番号を特定してから進むことをお勧めします。
- 部屋の大きさはまちまちですが、部屋番号(下2桁)は01から始まり、欠番はありません。この事実の系として、上下のフロアで部屋の番号は異なります。例えば、C515の真上の部屋はC615ではありません。
- なお、部屋番号の下2桁は北西からスタートして、北廊下を往復し、ついで、南廊下を往復する、という向きのついた一筆書き状になっています。隣り合った部屋との番号の連続性が担保されています。向かい合った部屋の番号との規則性はありません。
- ウエスト1号館3階は、理学部厚生棟(ビッグリーフ)の3階へ、屋根のある通路でつながっています。したがって、傘がなくても濡れずに食事や買い物などができます。また、基幹教育エリア(センターゾーン)へも屋根のある橋が架かっているので、生協食堂エリアへも傘なしで行き来できます。
- ウエスト1号館のオーディトリアムの場所が分からずにその辺を歩いている人に尋ねてもほとんど誰も知りません。建物内には化学や物理の関係者も多く、彼らが数理のオーディトリアムという名称を知っていることは期待できないです。「ああ、大きな丸い講演会場ですか」と、下手に椎木講堂と勘違いされてそちらを案内されたらおおごとです、椎木は道を挟んだ全くべつの場所なので。(余談:オーディトリアムは室内は緩やかに円形に椅子を配置していますが、教室と同じ場所にあるので部屋は矩形です。) 人に尋ねずに、エレベータ付近の地図などで自力で探すことをお勧めします。ただし、建物の入り口(1階、2階、3階の3通りの可能性があるが、いずれであっても)では、4階の地図がありませんから、「数理のオーディトリアムで何かイベントがある」といううろ覚え情報のみで到着してしまうと、たどり着くのは難しいです。あきらめて、そのイベントの案内の電子メールを見直して部屋番号あるいは階数を確認しましょう。4階にたどり着けば、地図に記載があります。
- オーディトリアムにはD413 という部屋番号がついています。上記のルール通り、その部屋はD棟の4階にあります。なお、オーディトリアムも廊下を通る限りでは普通の部屋です。直ぐ近くまで来ても外から様子が分かるようなことはありません。ただし、イベントの種類によっては、廊下(ホワイエ)にお茶や受付テーブルなどが用意されていたり、ポスターの掲示があったりして、認知できることもあります。
補足:タクシー、徒歩
- 土日などのバスの少ない時間帯、急ぐ場合、混んでいるが荷物が多いなどのときのためにタクシー情報を書いておきます。
- 九大学研都市駅のタクシー乗り場にたいていタクシーが待っています。
- 九大学研都市駅から数理までのタクシーは1650円程度。 周船寺駅から数理までのタクシーは1500円程度(どちらも2014.3の価格)。
- 九大学研都市駅あるいは周船寺駅からキャンパスまでは歩くと1時間ぐらいの距離です。キャンパス付近の昇り坂を除き、ずっと平坦な道です。
帰りのバス(2019年4月更新)
- (初級者向け)昭和バスのバス停「ビッグオレンジ」からバスに乗ってください。終点「学研都市駅」で降ります。
- 帰りは「理学部」のバス停がないので、「ビッグオレンジ」のバス停を利用します。
- 3A=3B,1B,2,1A の順に駅までの所要時間は短いですが、まあどれに乗ってもいいです。
- 「ビッグオレンジ」には2つのバス停があります。坂の上の方(=西側)のボックスが昭和バス「学研都市駅」行きです。もう一つのボックス(=坂の下の方)は西鉄バスや前原に行くバスの乗り場です。
- (中級者向け)建物からバス停「ビッグオレンジ」へ歩いていく行き方は任意で構わないのですが、おすすめは、B棟1階の出口を出て、左折し(北へ向かう)、学内東西幹線道路をまたいでいるコンクリの歩道橋を北へ渡り、渡ってすぐの右の階段を降りると、目の前がバス停です。
- (上級者向け) 時刻表を精査して特定のバスとJRの接続を解析するのは難しいです。駅での待ち時間が最小となる乗り継ぎを計画するとしばしば破綻します。