今年は科研費の申請をした。科研費LaTeXマクロをとってきて、何年か前にやった変更を見ながらXeLaTeXで動かせるように作業した。やはり色々抜けがあったりしてけっこう手間取ったので、備忘録をここに作っておく。 - 科研費LaTeXマクロをTeXShop+XeLaTeXで動かす。 //-- /usr/local/texlive/texmf-local/tex/xelatex/にpolyglossia/japanese.ldf(とpolyglossia/nihongo.ldf)を入れておく。 -- /usr/local/texlive/texmf-local/tex/xelatex/にフォルダxecjkを作り、その中に[[xeCJK.styとzxjatype.styとbxjsarticle.cls(とbxjsreport.cls)>http://zrbabbler.sp.land.to/bxjscls.html]]を入れておく。 -- /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/にフォルダulineを作り、その中に [[uline--.sty>http://www.h4.dion.ne.jp/~latexcat/macros/macro-index.html]] を入れておく。 //これは中身はuline--.styと大体同じなのだが、都合で「--」を取り払っている。できればファイル名に「--」とか使わないで欲しい… -- [[科研費LaTeXマクロ>http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/kakenhiLaTeX/]]の本体は、変更の量が少ないのでutf_def_multiを使うことにする。 //--- formsの中で漢字の入っているファイルを全部 utf8 にして、一番上に次を書く。 // %!TEX encoding = UTF-8 Unicode //--- coverpage.texとsummary_table.texとgroup_table.tex も同じ。あ、もちろん、メインの作業ファイルも全部そうする。 --- メインのtexファイルの先頭の一行目を // %!TEX encoding = UTF-8 Unicode %!TEX TS-program = XeLaTeX % TeXShopで使うコンパイラの指定 \documentclass[11pt,a4paper,twoside]{bxjsarticle} に置き換えて、texshopの環境設定でdefault encodingをUTF-8 Unicodeにする。もしdefault encodingを変更しないなら、TeXShopでデータ編集作業を行うすべてのtexファイル(group_table.tex含む)の先頭に %!TEX encoding = UTF-8 Unicode % TeXShopで使う文字コードの指定 をつけないとTeXShopで文字化けしてしまう。そしてメインのtexファイルのmy favorite packagesでは \usepackage{uline--} を書いておきmy personal definitionsでは \def\DL#1{\udotline{#1}} \def\U#1{\uline{#1}} \def\UU#1{\uline[lines=2]{#1}} \def\midvert{\,\mathstrut\vrule\,} を加え、さらに「基本情報」の「研究機関名と研究代表者の氏名」を次で置き換える。 \研究代表者所属研究機関{九州大学}({17102}) \研究代表者所属部局{数理学研究院}({920}) \研究代表者職{教授}({20}) \研究代表者氏名{岩瀬則夫}/{イワセ \ ノリオ}({(研究者番号)}) \研究代表者専門{XX博士}@{XX学}:{(役割)} \昭和{xx}年{xx}月{xx}日生まれ \初年度研究経費{xxxx}千円 --- forms/form00_header.texの始めに \usepackage[xetex]{graphicx} \usepackage[no-math]{fontspec} \defaultfontfeatures{Mapping=tex-text} \setromanfont{Times}\setsansfont{Lucida Sans}\setmonofont{Arial} \usepackage{xunicode}\usepackage{xltxtra} \usepackage{zxjatype} % xeCJK を内部で読み込んでいる。 // \usepackage{polyglossia}\setdefaultlanguage{english} \setjamainfont[ItalicFont=DFPGyoSho-Lt,BoldFont=DFPSNGyoSho-W5]{DFPKyoKaSho-W3} \setjasansfont[BoldFont=Hiragino Mincho ProN W6,ItalicFont=Hiragino Kaku Gothic ProN W3]{Hiragino Mincho ProN W3} \setjamonofont{Osaka-Mono} \addtolength{\hoffset}{-6mm} % 環境に依存するかも知れない。 \addtolength{\voffset}{-12mm} % 環境に依存するかも知れない。 % \def\研究代表者所属研究機関#1(#2){\def\研究機関名{#1}\def\研究機関番号{#2}} \def\研究代表者所属部局#1(#2){\def\研究代表者所属部局名{#1}\def\研究代表者所属部局番号{#2}} \def\研究代表者職#1(#2){\def\研究代表者職名{#1}\def\研究代表者職番号{#2}} \def\研究代表者専門#1@#2:#3{\def\研究代表者博士号{#1}\def\研究代表者分野{#2}\def\研究代表者役割{#3}} \def\研究代表者氏名#1/#2(#3){\def\研究代表者氏名{#1}\def\研究代表者フリガナ{#2}\def\研究代表者番号{#3}} \newcount\yowai \yowai=\year \def\昭和#1年#2月#3日生まれ{\advance\yowai -1924% \def\誕生年{#1}\def\誕生月{#2}\def\誕生日{#3}% \ifnum\誕生月=4 \ifnum\誕生日>1 \advance\yowai by -1\fi\fi% \ifnum\誕生月>4 \advance\yowai by -1\fi% \advance\yowai by -\誕生年\def\年齢{\number\yowai}} \def\初年度研究経費#1千円{\def\初年度の研究経費{#1}} を書き、次のようにエラーの出る56行目と57行目をコメントアウトする。 %\DeclareFontShape{JT1}{mc}{m}{it}{<->ssub * mc/m/n}{} %\DeclareFontShape{JY1}{mc}{m}{it}{<->ssub * mc/m/n}{} --- forms/form03_header.texの10行目をコメントアウトする。 %\usepackage{udline} udlineでなくてuline(uline--)を使うのは確かエラーを避ける為だったような気がする。 //自分が前からuline(uline--)を使っていたせいかもしれないが… udlineでなくてuline(uline--.sty)を使うのは確かエラーを避ける為だったような気がする。 //自分が前からuline(uline--.sty)を使っていたせいかもしれないが… --- forms/form07_header.texの22行目から25行目を次の様に一部を残してコメントアウトする。 %\ifthenelse{\boolean{usePDFform}}{ \newcommand{\KLFormFormat}{pdf} %\usepackage[dvipdfm]{graphicx} %}{ \newcommand{\KLFormFormat}{eps} \usepackage{graphicx} %} --- kakenhi4.styの漢字スペースを表すzwをすべて(2〜3個くらい)\jsZwに変更する。 --- 最後にgroup_table.texの研究代表者の欄の26行目から32行目を次で置き換える。 \KLGname{\研究代表者番号}{\研究代表者フリガナ}{\研究代表者氏名}{\年齢} % 研究者番号/フリガナ/漢字等/年齢 \KLGposition{\研究機関名}{\研究代表者所属部局名}{\研究代表者職名} % 所属研究機関/部局/職 \KLGfield{\研究代表者分野}{\研究代表者博士号}{\研究代表者役割} % 現在の専門/学位/役割分担 \KLGbudget{\初年度の研究経費} -- このくらいかな?